坂梨 健太 ／ SAKANASHI Kenta

専門

アフリカ地域研究、農業経済学、生態人類学

所属学会

日本アフリカ学会、日本村落研究学会、人間の安全保障学会、地域農業経済学会、熱帯農業学会

著書

• 坂梨健太「イタリア南部における移民支援と農業労働」大石尚子編『食と農のソーシャルイノベーション—持続可能な地域社会構築をめざして』、藤原書店、pp169-184、2023年
• 坂梨健太 「アフリカの人・自然を日本で共感できる時代へ」河村律子・中村均司・中村貴子・高田晋史編『共感の農村ツーリズム—人の流動・経済循環を創りたい』晃洋書房、2023年1月
• 坂梨健太 「生業の複合性と多様性」杉村和彦・鶴田格・末原達郎編『アフリカから農を問い直す—自然社会の農学を求めて』京都大学学術出版会、pp.149-177、2023年2月
• 坂梨健太「森への道、森からの道−カメルーン南部のカカオ農民の事例から」阿部健一・柳澤雅之編『No Life, No Forest：熱帯林の「価値命題」を暮らしから問う』京都大学学術出版会、pp.37-65、2021年
• 坂梨健太「在日アフリカ人の移動と労働−日本とアフリカの視点から」伊藤泰郎・崔博憲編『日本で働く−外国人労働者のいま』松籟社、 pp.369-398、2021年
• Sakanashi, K., T. Tsuruta and K. Sugimura “Shifting cultivators as generalist managers: the threat of “saving the rain forest”,” In Hyden, G., K. Sugimura and T. Tsuruta (eds.) Rethinking African Agriculture: How Non-Agrarian Factors Shape Peasant, Routlege, pp.64-78, 2019
• 坂梨健太「食料安全保障」（第20章）落合雄彦編『アフリカ安全保障論入門』晃洋書房、pp.267-279、2019年3月
• 坂梨健太「わたしの読み方」龍谷大学農学部食料農業システム学科編『食・農・環境の新時代』昭和堂、pp.160-166、2016年4月
• 坂梨健太「アフリカ農業の今」（第4章）龍谷大学農学部食料農業システム学科編『知っておきたい食・農・環境』昭和堂、pp.68-87、 2016年4月
• 坂梨健太「酒造り」日本アフリカ学会編『アフリカ学事典』昭和堂、pp.196-197、2014年6月
• 坂梨健太『アフリカ熱帯農業と環境保全−カメルーンカカオ農民の生活とジレンマ』昭和堂、pp.1-205、2014年3月
• 坂梨健太「中部アフリカ熱帯雨林カカオ生産における労働力利用−カメルーン南部に暮らすバントゥー系農耕民ファンを事例として−」（第8章） 木村大治・北西功一編『森棲みの社会誌−アフリカ熱帯林の人・自然・歴史Ⅱ』京都大学学術出版会、pp.129-149、2010年3月

論文ほか

• Asami, Y., M. Zenno, K. Mikami, H. Osuga, R. Setoyama, K. Sakanashi, T. Tamai, T. Furumoto and K. Ikeda “Mechanical characteristics of buckwheat noodles made with blue-green alga, ishi-kurage,” Fagopyrum 37 (2), pp.29-36, 2020
• Asami, Y., S. Ooto, M. Kitamura, K. Sakanashi, T. Tamai, T. Furumoto, S. Ikeda and K. Ikeda “Mechanical characterization of buckwheat noodles mixed with seaweed (fu-nori),” Fagopyrum 36 (1), pp.5-9, 2019
• 坂梨健太「日本の地方に暮らすアフリカ人」『アフリカレポート』57、pp.40-46、2019年3月
• 坂梨健太「カカオとチョコレートの生産・流通・消費をめぐる現状と課題」『食品加工技術』第37巻第3号、 pp.24-33（pp.122-131）、2017年
• 坂梨健太「外国人技能実習生の国籍変化−熊本県の施設園芸を中心に−」『農業と経済』第83巻6号、pp.33-38、2017年6月
• 坂梨健太「熱帯アフリカにおけるカカオ生産地域の近代化と農業の可能性」『有機農業研究』第8号、pp.9-11、2016年3月
• Sakanashi, K. “From Green Revolution to Green Economy in Africa,” Asian Rural Sociology Ⅴ VolumeⅠ, pp.55-61, 2014
• 末原達郎・坂梨健太「環地中海における食料貿易と食料生産−チュニジアを中心として−」『生物資源経済研究』第18号、pp.61-84、 2013年3月
• 坂梨健太「外国人研修・技能実習生と産業遺産」（第4章）崔博憲編『地域社会における在日外国人の多様化とネットワーク変容に関する実証的研 究』京都大学グローバルGCOEプログラム、親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点、次世代ユニット共同研究98号、pp.71-83、 2013年2月
• 坂梨健太「農業分野における外国研修・技能実習生をめぐる関係−熊本県の施設園芸を中心に−」（第3章）中田英樹編『日本における外国人労働 者の生活世界と地域社会の変容に関する実証的研究』京都大学グローバルGCOEプログラム、親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点、次世代ユ ニット共同研究66号、pp.39-49、2012年3月
• Sakanashi, K. “Cocoa-based Agroforesty in Southern Cameroon: Is it Real or Ideal,” Asian Rural Sociology IV VolumeⅡ, pp.252-262, 2010
• 坂梨健太「カメルーン南部熱帯雨林におけるファンの農耕と狩猟」『アフリカ研究』第74号、pp.37-50、2009年3月

その他

• 坂梨健太　書評　大野恵理著『「外国人嫁」の国際社会学—「定住」概念を問い直す』（有信堂 2022年）『村落社会研究ジャーナル』59、pp51-52、2023年
• 坂梨健太　書評　深川博史・水野敦子編『日韓における外国人労働者の受け入れ—制度改革と農業分野の対応』（九州大学出版会、2022年）『農耕の技術と文化』32、pp17-22、2023年
• 坂梨健太「カメルーン、ガボン、コンゴ共和国、サントメ・プリンシペ、赤道ギニア—現地住民が参加する援助へ」『ハンドブック　日本の国際協力』pp193-195、2021年
• 坂梨健太「元年者の末裔たちのタロイモ栽培」『ハワイ−日本人移民の150年と憧れの島のなりたち』（図録）、国立歴史民俗博物館、pp.192-193、2019年10月
• 坂梨健太　書評「争わないための生業実践−生態資源と人びとの関わり」『アジア・アフリカ地域研究』第17巻1号、pp.128-131、2017年11月
• 坂梨健太「エボラとカカオ生産−カメルーン南部の事例から−」『農業と経済』第81巻1号、pp.116-117、2015年1月
• 坂梨健太「グリーンエコノミーと「情の経済」−カメルーン南部のカカオ・アグロフォレストリーを事例として−」『アフリカ・モラルエコノミーを基調として農村発展に関する比較研究』（科学研究費成果報告書、研究代表者：杉村和彦）、pp194-206、2014年3月
• 坂梨健太「モロッコ漁業と西サハラ問題」『環地中海における食料生産と「地中海連合」域内の食料貿易に関する研究』（科学研究費成果報告書、研究代表者：末原達郎）、pp.35-49、2014年3月
• 坂梨健太「環境をめぐる開発とアフリカ地域」『農業と経済』第78巻10号、pp.112-115、2012年10月
• 坂梨健太「カメルーン熱帯雨林のカカオ生産とモラルエコノミー」『アフリカ・モラルエコノミーを基調として農村発展に関する比較研究』（科学 研究費成果報告書、研究代表者：杉村和彦）、pp51-63、2012年1月
• 坂梨健太 書評「講座　世界の先住民　ファースト・ピープルズの現在　サハラ以南アフリカ」『アフリカ研究』第73号、pp.81-83、2008年3月

学会・シンポジウム等での口頭報告

• 坂梨健太・崔博憲「外国人受け入れ農家と協同組合の変遷—香川県を事例として」、日本村落研究学会、島根県安来市、12月3日、2023年
• 坂梨健太「熱帯アフリカの多生業：農学の批判的検討にむけて」、アフリカ学会、幕張国際研修センター、5月14日、2023年
• Sakanashi, K. 2022 “Debt and Living well in the Forest—A Case Study of Cocoa Growing Region in Southern Cameroon”, CHAGS13, University College Dublin, 27 June-1 July.
• Sakanashi, K. 2022 “Comparative Study on Eating Blue Alga in Japan”, IRSA 2022 XV World Congress of Rural Sociology, Cairns, Australia 19-22 July.
• 坂梨健太「ハワイ島における学生実習の構築と「食の循環」—農学・農業，日系移民の視点から」、「北米における日本関連在外資料調査研究・活用：—言語生活史研究に基づいた近現代の在外資料論の構築—」 オンライン研究発表会、11月27日、2021年
• Sakanashi, K. “Rethinking Rural Livelihood Diversification in Tropical Africa”
  2021 KU-NTU Bilateral Symposium on Agri-Environmental Policies in Developed and Developing Countries,Online
  Sep. 14, 2021
• 坂梨健太「在日アフリカ人の移動と労働」、マイグラント研究会、7月12日
• Sakanashi, K. “Moral economy and cacao agroforestry: A case study of southern Cameroon”
  International workshop, “The moral dimensions of economic life in Africa”, Uppsala, Sweden
  2018, June
• Sakanashi, K. “Role of food for cacao agroforestry: A case study of Southern Cameroon”
  International workshop,“Living Food: Foodway, Heritage, Health and the Environment”, Paris, France
  2018, February
• Sakanashi, K. “Green Revolution in African Cacao Production”
  14th World Congress of Rural Sociology, Toronto, Canada
  2016, August
• Sakanashi, K. “Influence of transportation network in cacao production area of southern Cameroon”
  45th Annual Meeting of the Society for Cross-Cultural Research, Portland, Oregon, USA
  2016, February
• Sakanashi, K. “Forest Conservation and Local Livelihoods in southern Cameroon”
  13th World Congress of Rural Sociology, Lisbon, Portugal
  2012, August
• Sakanashi, K. “The Role of Oil Palm in Tropical Africa−A Case Study of the Usage of Palm Wine in Southern Cameroon”
  13th Congress of the International Society of Ethnobiology, Montpellier, France
  2012, March
• Sakanashi, K. “Cacao Production and the Use of Forest Resources in Southern Cameroon”
  International Workshop Biological Conservation and Local Community's Needs-Lesson from Field Studies on Nature-Dependent Societies, Yaounde, Cameroon.
  2010, Feb